めっき技術、精密電鋳、サクランに関するご質問・ご相談など
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機能性表面処理・めっき技術、微細加工、バイオテクノロジーの3つの柱を基盤に新たなチャレンジを続けています。
めっきとは、様々な素材に金属薄膜を成膜する技術の総称です。OGICでは、その技術に機能性をプラスした、例えば高硬度、高耐食性、高耐薬品性等の表面処理機能性めっきをお客様に提供しています。
精密電鋳技術という手法により写真製版(フォトリソグラフィ)技術によって作られた微細なパターンに、高性能なめっき皮膜を精度良く形成可能。当社の精密電鋳技術は、エッチング手法などとは違い、高アスペクト比の微細パターンを忠実にネガティブ形状で転写し、所定の膜厚を高速で欠陥無く作製することが可能です。
「サクラン™」とは、熊本の高級食材「スイゼンジノリ(水前寺海苔)」に含まれる成分で、ヒアルロン酸の5倍という驚異の保水力を持つ天然高分子として、化粧品・食品添加物・医薬品・レアメタル回収等への利用が期待されています。当社は、グリーンサイエンス・マテリアル株式会社からの委託を受け、新規多糖類「サクラン™」の抽出を行っています。
2021年現代の名工、黄綬褒章
熊本県熊本市出身。熊本工業大学(現・崇城大学)卒業後、好きで得意だった化学に関する仕事がしたいと、現在の株式会社オジックテクノロジーズ(熊本市)に就職。
めっきの知識や経験は全くなく、目に見えない化学反応だから、技術の習得には苦労した。ゼロからのスタートだったが、ハイテク産業に欠かせないめっき加工で特許を取得するなど、技術を磨き続けてきた。社内外の技術者や学生にも技術を伝える講習会を開くなど、後進の育成にも力を入れている。
工学博士
福岡県三潴郡出身。株式会社オジックテクノロジーズ入社後は機械工学、特に流体工学分野の知識や精密電鋳技術(めっき技術)の強みを活かし、新しい表面処理技術の創出や異分野融合に従事。
2018年に熊本大学大学院自然科学教育部に社会人学生として博士課程に進学。在籍期間中は、全血からの微量癌細胞の選択的分離のための核酸アプタマーを修飾した動的変形可能なマイクロフィルタの構築を推進(2021年学位取得)。
以降は多様な金属構造体の構築や強度の最適化、血液や体液などに含まれるターゲット分子の検出や環境中に含まれる生体分子の選択的捕捉技術の確立を推進している。
簡便な癌検診を実現するための動的に変形するマイクロフィルタの構築